為替手形の指図人・名宛人の違いと支払手形の意味を図解!簿記

為替手形は、振出人(手形作成人)名宛人(支払人)に対して、期日までに一定の金額を指図人(受取人)へ支払うことを委託する証券です。

言葉だけだと理解しづらいため、下記図解で説明します。

為替手形とは何か?意味・定義と振出人・名宛人・指図人との関係

為替手形は、振出人が振り出す手形のことです。

自分(当社)が図の中のA振出人」とします。

振出人(自分)は、B(指図人)が得意先で、前々からBへの売掛金を持っています。かつ、商品の仕入先であるCへの買掛金を持っている前提があります。(←まずそう理解すると理解が簡単です)

通常ですと当社(A:振出人)は、Bからの売掛金の受け取りとCへの買掛金の支払を別々に、それぞれ行う必要があります。

ただ、別々にこの処理を行うことが面倒なときに、この為替手形の仕組みを振出人は利用できます。

為替手形は、振出人(当社)がCの名宛人に対して、「B(指図人)に当社(振出人)の代わりにお金を払っておいて~」という約束をする手形です。

当社(A:振出人)としては、名宛人に対して為替手形を呈示し、名宛人の引受を経たのちに指図人に為替手形を交付(渡す)ことで、Bへの売掛金が無くなり、同時にCへの買掛金も無くなります。

Bの名宛人としては、振出人への買掛金が無くなると同時に、振出人から引き受けた支払手形(債務)が増えます。

Cの指図人としては、振出人への売掛金が無くなると同時に、振出人から交付された受取手形(債権)が増えます(←受取手形の支払人は名宛人)

※振出人・名宛人・指図人それぞれが切る仕訳は図に記載しています

為替手形の応用編。振出人の仕訳に仕入が出るケース

上記のパターンでは当社(振出人)が、Bの指図人とCの名宛人への債権(売掛金)と債務(買掛金)をあらかじめ持っている前提ですが、そうではないパターンもあります。

問題

商品100を仕入れ、代金は得意先を名宛人、仕入先を指図人とする為替手形を振り出して支払った場合の当社の仕訳を答えよ

この問題では、指図人に対して売掛金、名宛人に対して買掛金をあらかじめ持っている前提はありません。

今回は、名宛人(得意先)に対して売掛金を持っている状態で、指図人である仕入先から商品100を仕入れたケースです。(←指図人である仕入先への買掛金は持っていません)

そのため、解答の仕訳は「仕入/売掛金」になります。

この問題は、名宛人に対して、「仕入先(指図人)から商品を仕入れた代金を当社の代わりに支払っておいてね~」という意味をもつ為替手形となります。

為替手形が出てきたら、振出人の仕訳は「買掛金/売掛金」であると機械的に覚えてしまうと、今回のような少し内容をひねった問題でミスをしてしまうので注意をしましょう!

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