この前、藤井聡太さんの軌跡を紹介する本を読みました!
「藤井聡太 名人をこす少年 」
著者: 津江章二
本屋さんを歩いてたら、ちょうどこの本の表紙写真が目に入って。
「藤井くん可愛い!」
と思って、(クチコミも調べた上で)つい手を伸ばしてしまったミッコです笑
なにせ、藤井くんニュースが出る度に逐一、しっかりチェックするファン(にわか)ですから私は(^^)
将棋界で藤井フィーバーが巻き起こりだした時から、テレビやネットのニュース・記事で藤井くんの活躍を知るたびに、
「マンガの主人公みたいな人だな~」
「これで15才って、世の中どうなってんだ」
って、毎回驚いていました。
中学生が羽生さんに、一回ならともかく複数回勝利をするとか、将棋のプロの世界で初戦から29連勝とか。。
もう笑うしかない状況。。笑
この本を読んで、藤井さんのプロ棋士デビューから、怒涛の29連勝、その後のプロ棋士との対局までの軌跡を一通り振り返られました♪
ネタバレにあまりならない程度に、この本のレビューとミッコ的感想を綴ります♪
前人未踏の29連勝達成から、伝説が始まった
本の始まりは、あの感動の29連勝を達成した場面から。
著者は将棋担当記者なので、最年少棋士藤井四段(現在もう6段)が連勝記録を更新したまさにその瞬間を、客観的に語っています。
それまでの記録を藤井さんに抜かれてしまった神谷八段が、対局後に記者室に現れて、
「凡人がなほぼ運だけで作った記録を天才が実力で追い抜いた」
この明言を残しましたが。(←この言葉も素敵すぎますよね)
この場面も紹介をされていました。
実際にどういうトーンでこの言葉を神谷八段が発したのか、それが記者目線でわかりやすく語られています。
また個人的に、藤井さんの29連勝の過程でとても印象的だったのは、29連勝をストップさせた佐々木勇気さんの存在です。
彼が著者に向かって
「プロが情けない、僕は絶対に負けません。僕の世代でストップさせます。」
と言ったというエピソードもありました。
絶対に負けません。って、なかなか言えませんよね?
当時、テレビの特集とかで、藤井聡太さんの対局を覗きに来て、鋭い眼光を向けながら後ろで藤井さんを観察していた佐々木さんの姿がとっても印象的でしたが笑
(この構図、懐かしい笑)
この本を読んでも、佐々木さんがそれだけ、藤井さんとの対局に意気込みを持っていたことがわかります。
私は、藤井さんが29連勝でストップした後に、実際どう感じたか、本当は悔しくなかったのか、そこを知りたかったのですが、
その部分は本には書かれていませんでした。
やはり藤井さんの、
「連勝記録は、いつか途切れるものですから。。」このお言葉どおり、
実際、こんなに達観した気持ちだったのでしょうか??
杉本昌隆さんとの出会いと藤井さんの生い立ち・人柄
29連勝への道のりを紹介したあとは、藤井さんの幼少期の様子や、師匠である杉本昌隆さんとの出会いのエピソードについて語られます。
藤井さんは、東海研修会に小学校1年生から参加をしていて、そこで藤井さんを見た杉本さんは、
「随分小さい子がいるな」
と思ったそう。。
その会は、普通は小学校高学年から中高生が参加するものだそうで、確かにそこに小1がいたら目立ちますよね笑
あとは、ワイドショーでもお馴染みの「負けず嫌い」エピソード!
小さい頃に、相手に負けると将棋盤を抱き締めて号泣していた
とか
杉本さんと対局してはじめて負けたときにも、(負けて当然なのに)この世の終わりのように絶望した顔をしていた(←笑)
とか、
お馴染みの負けず嫌いエピソードもあれば、私でも知らない話もありました。
この本を読んでも強く感じましたが、「負けず嫌い」って、その人の最強の長所ですよね。
普通の負けず嫌いではなくて、藤井さんのような「異常な負けず嫌い」が。
藤井さんがここまで強くなれたのは、この生まれ持っての性格が大きいですよね。
負けず嫌いは、「成功する人の必須条件」だと、より確信を持てました!!
にわかファンでも楽しめる将棋の解説と、プロ棋士から見た藤井さん
私は、将棋の基本的なルールはわかります。
本のなかでは、藤井さんの対局の局面についても所々紹介をされています。
対局の流れをある程度把握している私が読んで、ちゃんと理解ができたので、
「基本的なルールを理解している&対局の流れを把握している」
方だったら、将棋の解説部分も楽しめますよ♪(割合としては、解説部分はそこまで多くない)
また、本の最後のほうには、「トップ棋士から見た藤井聡太とは、どんな棋士か」が書かれています。
森下卓さんと深浦康市さんが対談形式で語っています。
その中で、「澤田さんと藤井さんの対局が名対局」であり、この対局で藤井さんはより一層、将棋ファンを味方に付けたとも。。
気になる方は本を読んでみるのをオススメします笑
本を読んでの感想。なぜ藤井さんに皆が惹きつけられるのか
藤井くんは良い意味で、皆の予想を裏切りまくる!!
「アベマTV将棋チャンネル 炎の七番勝負」の企画でも。
企画に関わる人も、この本の著者も、プロ棋士7人と藤井くんとの対局が組まれた時点で、良くても藤井くんの2、3勝と予想をしていました。
でも、ふたを開けてみれば、藤井くんの6勝1敗。。
予想を裏切ってくれる、これまでの常識が通用しないのが、藤井さんなのです。
そこが、彼の最大の魅力で、誰もが強く惹きつけられる要因ですよね!
若くて弟のよう(もっと言えば子供のよう)で、誰もが応援したくなります。
(アンチなんて絶対現れない)
また、本の所々で紹介される藤井さんのエピソードも楽しかったです!
例えば、藤井さんが小学六年生で詰め将棋大会で優勝したときのこと。(子供部門とかじゃないですからね。。)
同じ大会に参加をしていた久保利明九段が10門中2門目(実際は3問目)を解いているときに、藤井くんが席を立ったので、
久保九段は「トイレかな?」と思ったそう。
でも実際は、藤井くんは「全問解き終わったから席を立った」という。。怪物ぶり。。笑
※小学6年生と9段ですよ。。
こういう、「普通無理でしょ!」ってことを難なくやっちゃうのが藤井くんで、
そういう偉業を、これからもどんどん努力をして達成していく姿が想像できるからこそ、皆が藤井くんに惹きつけられます。
藤井くんを見ていると、「限界を自分で作ること」が馬鹿らしく感じます。
彼は絶対、限界を自分で作っては無くて、そんなこと考える時間も惜しんで努力をしています。
(藤井くんみたいな素敵な人に、私もなりたい。。。。)
この本では、藤井くんの偉業を達成するまでの道のりと、藤井くんの幼少期からの成長の過程が、順番に語られているので
感想としては、藤井くんのドキュメンタリーを見ている感じでした。
私は、藤井くんが29連勝の偉業を達成した時とか、羽生さんに勝利したときとかに感じた高揚感・感動を、本を読んでまた思い出せたので良かったです(^^)
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